こうすれば絶対に乳がんにならない、というライフスタイルは、残念ながらありません。ただ、食生活に関して言えば、乳がんのリスクを減らせる方法がいくつかあります。
ひとつは、脂肪の多い食事を控えることです。これによって、リスクファクターのひとつである肥満を防ぐことができます。欧米に多かった乳がんや大腸がんが日本でも急増している原因として、脂肪の多い食事が増えたことが指摘されています。
日本人が動物性脂肪の多い食事をとるようになった時期と、乳がんや大腸がんが増えた時期がほぼ一致していることからも、それは推測できます。
逆に、日本人は欧米人に比べて大豆イソフラボンが多く含まれる食品を摂っているので、乳がんにかかる率が少ないともいわれています。大豆イソフラボンは、みそや豆腐、油揚げ、納豆などで多く摂ることができます。 |
大豆イソフラボンは、体内に入ると、女性ホルモンのエストロゲンと同様の働きをします。
更年期障害を軽減するのにも役立つとされる大豆イソフラボンですが、乳腺に対しては、エストロゲンの刺激を抑える働きがあります。この働きによって、乳がん発生が抑えられると考えられています。
成人女性が、1日に摂るべき大豆イソフラボンの量は30mg。納豆なら1パック、豆腐なら1/2丁が目安です。
脂肪の多い食事を控えて、和食中心食生活にすることで、乳がんのリスクをできるだけ減らすように心がけましょう。 |