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エストロゲンについて
乳がんの60~70%は、成長にエストロゲンという女性ホルモンが関係しているタイプです。
もちろん、乳がんという種がないと、いくらエストロゲンが作用しても乳がんにはなりません。 しかし、ひとたび発芽すると、エストロゲンを栄養にしてがん細胞が増殖してしまうのです。
これは、男性の乳がん患者が圧倒的に少なかったり、エストロゲンが作られる卵巣を取る手術をした女性に、乳がんの発生率が少ないことからも証明されています。
欧米人が日本人などのアジア人に比べて乳がんになる確率が高いのは、食生活の違いなどに加えて、初潮年齢が低く、閉経年齢が高いということも関係しています。 生涯を通して月経の回数が多いことで、エストロゲンにさらされる期間が長いことが、欧米人の乳がんになる確率を高めている要因のひとつになっているのです。
また、授乳期には基本的に月経がないため、エストロゲンの刺激を受けることが少なくなります。 そしてその分、乳がんのリスクも少なくなります。
乳がんが増えている背景には、子どもを産む人数が減っているということにも、関係しているといわれています。
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閉経後の肥満は、閉経前よりもさらにリスクが高まります。 閉経後は、女性ホルモンのエストロゲンがほとんど出なくなります。
しかし、皮下脂肪が多い場合、アロマターゼによって皮下脂肪がエストロゲンに変えられます。
それが乳腺に刺激を与えて発がんが誘発されるのです。
乳がんと肥満の関係では、肥満の女性はやせた女性に比べ、閉経後は12倍かかりやすいというデータもあります(国立がんセンター、癌研究会癌研究所付属病 院調べ)。 また、海外のデータでは、乳がんにかかった人の術後の経過も、やせている人より肥満の人のほうがリスクが高いという結果も出ています。
乳がんにかかった人で、すでに閉経している人に関しては、再発、転移の予防薬として「アロマターゼ阻害剤」が使われることがあります。 アロマターゼ阻害剤は、アロマターゼの働きを妨害することで、乳がんの発生にかかわるエストロゲンを作らないようにする薬です。
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