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HER2(ハーツー)検査って?

HER2(ハーツー)検査について
HER2は乳がん組織を用いて、HER2タンパクの過剰発現を調べる免疫組織化学染色法です。

 

またはHER2遺伝子の増幅を調べるFISH(フィッシュ)法で検査します。


  • 乳がんの再発のリスクを調べる
  • ハーセプチン治療が効くか効かないかを調べ、治療対象となる患者さんを選抜するという2つの意義があり、乳がんの薬物療法を計画する上で大変重要な検査です。
HER2(ハーツー)検査の方法

乳がん細胞にHER2タンパクがあるかどうかは「HER2タンパク過剰発現」や「HER2遺伝子の増幅」を調べることでわかります。
これらの検査は、生検または手術で採取された乳がんの組織を使用します。
※どちらの検査も保険診療の対象となっています。
HER2タンパク過剰発現は、免疫組織化学染色法(IHC法)という方法を使います。
HER2タンパクが染まる色素で組織標本を染めて顕微鏡でみて染まり方の程度を判定します。


0(陰性:染まらない)
1+(弱陽性:細胞全体がうっすらと淡く染まる)
2+(擬陽性:一部の細胞で細胞膜が部分的に染まる)
3+(陽性:10%以上の細胞で細胞膜が完全に縁取りされたように染まる)

 

の4段階で判定します。


 

2+(擬陽性)の場合は、HER2遺伝子の増幅を調べてみて確実な判断をする必要があります。
HER2遺伝子の増幅は、FISH(フィッシュ)法という方法を使います。
HER2遺伝子だけに結合する物質に蛍光色素を結びつけたものを組織標本と反応させて顕微鏡でみると、HER2遺伝子が蛍のように光るので、この数を数えて 多い(陽性)、少ない(陰性)の2段階で判定します。


HER2(ハーツー)検査の意義(2)ハーセプチン治療対象の選択

 

ハーセプチンという薬はHER2タンパクをねらって攻略し、がん細胞の増殖を抑えたり、がん細胞を死滅させるものです。  したがって、HER2タンパクをもっているかどうかを検査して HER2陽性の人(約20%の乳がんに陽性)にハーセプチンを用います。
※ハーセプチンの治療効果は高いことが明らかになっています。


術前薬物療法として、パクリタキセルに引き継ぎFECという多剤併用療法の抗がん剤のみを行った場合と、同じ抗がん剤治療にハーセプチンを併用した治療とを比べた場合、病理学的完全効果は抗がん剤だけの場合が25%であったのに対して、ハーセプチンを併用した場合には68%と大きく効果が高くなります。  病理学的完全効果とは、薬物療法の後に手術で採取した乳がん組織を調べたところ浸潤部のがん細胞が完全に消えたことを意味します。

術後薬物療法として抗がん剤治療だけを行った場合と、同じ抗がん剤の後にハーセプチンを1年間使用した場合とを比べた結果、再発率は約半分に抑えられています。
このようにHER2(ハーツー)検査は乳がんに対する適切な治療方法を選択する上で きわめて重要な意義があります。  特にハーセプチン治療を正しく行うためには必要不可欠な検査であるといえます。



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