| 手術・療法について |
手術の補助療法
乳がんのしこりの部分をとっても、取り残しがあったり、すでにがん細胞が血液やリンパを通って広がっている可能性が考えられることもあります。
補助療法は、転移や再発を防ぐための治療で、放射線療法、化学療法、ホルモン療法があり、ほとんどの場合、手術の後に行われます。


手術した乳房や残った乳房に放射線を照射します。 合併症としては、皮膚炎、皮ふの黒ずみ、乳房の繊維化(硬化)などがありますが、皮膚炎はほとんど3ヶ月くらいでもとに戻ります。
人によっては、疲労感、吐き気、下痢、発熱を訴える場合もあります。 また、肺は乳房のそばにあるため、治療後数ヶ月たってから肺炎のような症状が出ることもあります。

いわゆる抗がん剤による治療です。 細胞にダメージを与えることで、がんを抑えるのが抗がん剤ですが、がん細胞だけでなく、正常細胞にもダメージを与えてしまうため、これが副作用となって現れます。
症状によって、一種類の抗がん剤を使う場合と、効果を要領よく引き出す目的で複数の抗がん剤を組み合わせて使う多剤併用療法を行う場合があります。
気になる脱毛について
化学療法を始めてから3週間ほどたつと、多くの患者さんに脱毛が起こります。 残念ながら、今のところ脱毛を防ぐ方法はありません。 治療を続けている間、脱毛は続きますが、多くの場合、治療終了後3ヶ月くらいで髪は生え始めます。 以下はおすすめの対策です。
- 治療開始前にかつらやバンダナ、ナイトキャップなどを用意しましょう。 あらかじめショートカットにしておくのも良いでしょう。
- シャンプーは弱酸性の低刺激のもので、指の腹を使って、やさしく洗いましょう。 つめを短く切り、パーマや髪染めはやめましょう。
- ブラシもやわらかいものを使います。
- 抜けた毛は、粘着テープ(コロコロクリーナーなど)を使うと掃除しやすいです。
- まつ毛が抜けると、目にゴミが入りやすいので、外出時はサングラスやメガネをかけて。
- 行きつけの美容院を作っておくと良いでしょう。 電話で事情を話すと、時間外に貸切や個室でしてくれるところもあります。

乳がんの中には女性ホルモン(エストロゲン)に反応し発育が促されるものがあります。
ホルモン療法は、エストロゲンと乳がん細胞との反応を抑える治療法で、効果が高いことがわかっています。
副作用は抗がん剤に比べて少なく、おもな症状としては、のぼせ、吐き気、月経不順、性器出血、外陰部のかゆみ、めまい、うつ状態などがあり、抗がん剤との併用も行われます。





